ニコニコ マナブログ

日々の身の回りの出来事から学びを得ていくブログです

これからの時代「HOW」より「WHY」が重要な理由

いきなりですが、AIと人間の境界線が薄れゆく今、私たちは何を自分の武器とするべきなのでしょうか??

僕なりの見解なのですが、これからの時代は「How to」の知識を得るのではなく、「Why」と向き合い実体験することが大切だと思います。

プロセスを経験せず、ただ情報を覚えるだけでは知識は自分のものにはなりませんし、人の真似をしても意味がないと思います。

また、多くの「古典」「哲学」「歴史」からの学びは大きいはずですので、そこから人間の知恵である「知の本質」を学んでいくことが大切なのではないでしょうか?

実体験は自己の脳にエピソード記憶を刻み、それに付随する感情記憶まで保存します。

この感情記憶は人の心にもガッツにも通じます。

自己のエピソードに対して、なぜだろうという、感情を伴った脳が機能します。

これがまさに好奇心の原点だと思います。

実体験ないことに、この好奇心もつことはなかなか難しいので、、、



親や教育者は、この実体験とそれに伴う疑問やその理由への探究を大切にすることが今の教育では求められています。

しかし、現状は理由を問われても「そんなことは考えなくていい」と跳ね返してしまうケースをよく目にします。

それでは、子どもの探究心、素晴らしい問う力、そのための脳回路を停止させてしまいます。


これは有名な話しですが、生物の脳は、「Use it or Lose it」の原則に則ります。

使われれば回路が育み、使われないと消失することを表しています。


これからの時代は、「Why」の答えを大人が提供する必要はなく、むしろ大人達が子どもに負けないくらいの「Why」をもち、「Why」を考える材料を一緒に見つけに行ったり、共に「Why」をあーでもないこーでもないと考えたり、実践したり、そうやって子どもの疑問を大事に抱きしめ、一緒に並走できる、応援することが大人の大切な役割になっていくと思います。


例えばゲーム好きな子どもなら、どんな瞬間に最大限の楽しさを感じるのか、好きなゲームと嫌いなゲームにはどんな違いがあるのかを追求してみる。

一緒にゲームを構想してみる創ってみる。

実体験に伴う好きの延長に、「why」の探究をさせてみる。

この脳の使い方を癖にできる子はとっても頼もしいですし、こう言う体験こそが、これからの時代に合っていると思います。


現在の日本の教育が「How型」から「Why型」に変われば、いずれ企業の体質も変わります。

企業人の中には、ハーバードのビジネススクールから学べば会社が変わると考えている人もいるようですが、そこで学ぶのは事例の分析、戦略であっても、これはあくまで評論です。

先ほども言いましたように、これからに大事になってくるのは実体験なのです。

「How」だけを追求するのではなく、自らの心の内にある「Why」に目を向けましょう!

理論だけ知っていてもなんの役にも立ちません。

実体験に伴った「Why」の探究先に学術を求め、そんな人を応援する大人や仕組みが整うと、日本は大きく変っていくのではないでしょうか?

知識はコンピュータには勝てなくな流ので、入学試験の偏差値で人を判断してる組織は、残念ながらあまり役に立たないケースが多いとも聞きます。

自ら行動を起こし、目で見て、手で触れる。

そしてつかみとった感覚が個人の感性となり、唯一無二の武器になるのではないでしょうか??

 
失敗から学ぶことが、1番の学びになります。